こんばんは。
疲れたので投稿したら寝ます。
■トピック:「天気の子」を観た
Amazonプライムビデオに追加されていたので「天気の子」を観た。
緻密に構成されたファンタジーが好きな私にとって、少々物足りない部分はあった。空の上の世界とか天気の巫女といった設定(世の理)の説明や、ホダカ君から広がった周囲の大人への大きな影響などはもっと詳細欲しかったかも。主観が高校生だからあえて省いたのだろうか。
結末は好きだ。予想していた「理を覆すほどの主人公の決意と勇気は素晴らしい」ではなく、「理には力及ばぬが、覚悟と選択は大切にしていこう」だったのが良かった。
一番良かったのはごちゃっとした東京の街の描写。新しいなにかがありそうで無い、気づいたら街頭とネオンが点いていて、一日の最後が一番きらめいているあの街。
さて、印象的だったのはホダカ君らが3人で逃避行を始めた夜のシーン。ヒロイン・ヒーローが自身の不遇を露呈して、それに感極まった周囲に悲しまれたり引き止められたりしつつも、最後は己の使命を全うしにいく…的な、ストーリー展開として珍しくないシーン。目新しいものではなく、今までもいろいろな作品で目にしてきて特に感想もなく観てきた場面。
しかし今回「なんで君が泣くの」というヒロインのセリフに「こんな思いは私だけで十分だ」という気持ちが見えたとき、自分には世界中のひとを気に掛けるようなそんなことを思える器量も経験もないな…と初めて感想を持った。逆にそんなことを思えるようになってしまうような経験なんてひとりもせずに、世の中がうまく保たれればいいのに、とヒロイン思考が広がり、急に、ちょっと、主人公たちの気持ちが分かった気がした。
それだけ。
ではまた。