15年後、会社員をやめたい会社員の日記

2039年へ向けて、明日の自分に期待しつつ今日もよく寝ます。

記憶を芋掘りする

こんばんは。

ついに週末が来ました。バンザイ。

 

■コーナー:1年前の自分へ一言

君が「業務が分からなさすぎて戦力になれない。土地柄にも慣れておらずなんだか辛い。せっかく採っていただいたが、毎日辞めたいと考えてしまっている。」と上司に真剣に相談してから1年ちょっと経ちました。

結婚生活を考え、転勤族を脱するために探した会社。やりたいこと第一優先だった今までと違って、ライフワークバランスが保てること優先で会社を探したね。

前職はニッチな業種でつぶしが効かないし、転勤は避けられないし。それならばぎりぎり興味を持てそうな他業種へ転職しようと内定をもらったはいいものの、やはりきつかったね。

幸い、所属変わらずシフトチェンジしてもらった業務は合ってたみたいよ。まだ勤めてますよ。地道にやった結果、同僚・上司からも認められてますよ。君はまだ転職して半年だ。人との本格的な共同生活も、住居も、周囲の人々もすべて経験に新しい。思い詰めずに、楽しいことを探して過ごすんだ。いいね。

 

■トピック:名も顔も覚えていない中学校の先輩に思いを馳せる

サバを食べた。骨が多い。しかし魚をきれいに食べることは特技に挙げていることのひとつだ。丁寧に身を梳き、骨をつまみだす。

 

無心に食べ進めているとだんだん特技という言葉について、記憶の「芋掘り」が始まる。今まで経験した特技に関わる出来事を芋ヅル式に思い出すのだ。

 

あの子は親指が手の甲につくのを見せてくれたな…特技の定義って案外ゆるいよな…就活でウケのいい特技がなんなのか悩んだな…中学校の壮行会でゲームが特技だと紹介されていたあの人は今何をしているのかな。

 

ぴ、とツルが切れ、意識は中学校の壮行会へ飛んでいった。私が卒業した中学校では部活と行事に力を入れていた。行事の一つに壮行会があり、後輩が卒業を控えた先輩一人ひとりの紹介文と送り出す言葉を考え、読み上げる。

当時は「学校生活」でいかに輝いているかが優劣の基準だった。行事でリーダーをやっていた先輩、部活でキャプテンをやっていた先輩、うちの学校から初めてかの有名な進学校へ行く先輩。あと、すごく可愛かった・格好良かった先輩。

上記に挙げたヒトは、紹介にも困らない。学校という同じフィールドに立っており、すごさが分かり易いからだ。しかし、学校生活ではなく私生活が充実している先輩はどうだろう。すごさがイマイチわからない。それを測る基準を持ち合わせなかったから。

 

今思えば、中学生として「すべき」「あるべき」「部活・行事に本気であることが素晴らしい」じゃなくて、自分の生活を心から楽しめる・夢中になれることがあるのも才能だとして、大っぴらに称賛されて欲しかったなと。社会に出てからは、それこそが生きていく力であり、荒波の中を健全に泳いでいくお守りになるからだ。

 

だから、壮行会でゲームが特技だと紹介されていた先輩が今どうしているのかとても気になる。バリバリ労働しててもよし。ゲーマーになっててもよし。別の道に目覚めててもよし。

ただ、ゲームが楽しいという気持ちを持ち続けてくれていたらいいなと思う。

 

ではまた。